店舗デザインの費用相場は?設計費・内装費の内訳を解説
「店舗デザインって、結局いくらかかるの?」
店舗デザインの費用について調べていると、
・相場がバラバラで分からない
・見積もりが適正か判断できない
・最終的にいくらかかるのか不安
と感じていませんか。
実際に店舗づくりの費用は、条件によって数百万円単位で変わるため、「正解が分かりにくい領域」です。
ただし結論として、費用は
・坪単価
・内訳
・変動する要因
この3つを理解すれば、大きくズレることはありません。
この記事では、店舗デザインの費用相場と内訳を整理しながら、「なぜ金額が変わるのか」と「失敗しない判断基準」を分かりやすく解説します。
実際に店舗づくりは、数十万円〜数百万円、規模によってはそれ以上の費用がかかるため、「失敗したくない」という気持ちが強くなるのは当然です。
ただし結論から言うと、店舗デザインの費用は“仕組み”を理解すれば、ある程度コントロールできます。
この記事では、
・店舗デザインの費用相場
・設計費・内装費の内訳
・なぜ価格に差が出るのか
を分かりやすく整理しながら、「納得して判断するための基準」まで解説します。
読み終える頃には、自分のケースでどのくらいの費用感になるのかが見え、安心して検討を進められる状態になります。
■店舗デザインの費用相場はいくら?まず全体像を理解する
結論から言うと、店舗デザインの費用は「坪単価」で考えるとイメージしやすくなります。
■一般的な坪単価の目安
店舗デザイン・内装工事の費用は、業態によって差がありますが、一般的には以下が目安です。
・カフェ・飲食店 → 約20万円〜60万円/坪
・美容室・サロン → 約25万円〜70万円/坪
・物販店舗 → 約15万円〜50万円/坪
例えば、20坪のカフェであれば、
・低コストの場合 → 約400万円前後
・こだわる場合 → 約800万円〜1,200万円
といったイメージになります。
※上記はあくまで目安であり、設備内容やデザインのこだわりによって費用は大きく変動します。
👉 ポイント
「坪単価 × 面積」で大まかな予算感を把握できる
■業態・規模によって費用が変わる理由
では、なぜこれほど価格に幅があるのかというと、業態と店舗の条件によって必要な工事内容が大きく変わるためです。
例えば、
・カフェ → 厨房設備・給排水・電気工事が多い
・美容室 → シャンプー台・給排水が必要
・物販 → 比較的シンプルな内装で済む
このように、同じ広さでも「何をする店舗か」によってコストが変わります。
また、
・スケルトン物件(何もない状態)
・居抜き物件(設備が残っている状態)
でも費用は大きく変わります。
👉 例
・スケルトン → フル工事で費用が高くなる
・居抜き → 既存設備を活かせばコスト削減可能
■安い・高いの違いはどこで生まれるのか
店舗デザインの費用は、「単純に高い・安い」ではなく、どこにコストがかかっているかによって決まります。
まずは、その全体像を把握しておきましょう。

① デザインのこだわり度
・オリジナル設計 → 高くなりやすい
・既存パターン活用 → 抑えられる
② 使用する素材・設備
・無垢材・特注家具 → 高コスト
・既製品・量産材 → 低コスト
③ 工事の内容と範囲
・設備工事が多い → 高くなる
・内装中心 → 抑えられる
👉 ポイント
価格差は「ぼったくり」ではなく“内容の違い”で生まれる
ここまでで、「だいたいの相場感」はつかめたと思います。
ただし、実際に検討するうえで重要なのは、「何にお金がかかっているのか」を理解することです。
同じ500万円でも、
・デザイン費が高いのか
・工事費が高いのか
・設備に費用がかかっているのか
によって、判断は大きく変わります。
また、この内訳を理解せずに見積もりを比較すると、「安いと思って選んだのに、後から追加費用が発生する」といった失敗につながることもあります。
そのため次の章では、設計費・内装費などの具体的な内訳について詳しく解説していきます。
■店舗デザイン費用の内訳|何にいくらかかるのか
結論として、店舗デザインの費用は「設計費」と「内装工事費」に大きく分かれます。
この2つを分けて理解することで、見積もりの内容が一気に分かりやすくなります。
■設計デザイン費(設計費)の相場と考え方
一般的に設計費は、総工事費の10〜20%程度が目安とされています。
例えば、
・工事費500万円の場合 → 設計費50万〜100万円
・工事費1,000万円の場合 → 設計費100万〜200万円
といったイメージです。
この費用には、
・コンセプト設計
・レイアウト作成
・図面作成
・デザイン提案
などが含まれます。
ただし注意点として、すべての会社で設計費が別途発生するわけではありません。
近年では、
・設計+施工を一括で対応
・設計費を工事費に含める
といったケースも増えています。
この場合、
・別途設計費がかからない
・やり取りがシンプルになる
・スピードが早い
といったメリットがあります。
👉 ポイント
「設計費があるかどうか」ではなく「総額で判断する」ことが重要
EMU designでは設計費をいただいておりません。

■内装工事費の内訳(材料・施工・設備)
内装工事費は、店舗づくりの中で最も大きな割合を占めます。
主な内訳は以下の通りです。
・内装仕上げ(壁・床・天井)
・設備工事(電気・給排水・空調)
・家具・什器
・厨房設備(飲食の場合)
例えばカフェの場合、
・厨房設備だけで100万円〜300万円
・電気・配管工事で50万円〜200万円
といった費用が発生することもあります。
また、素材や仕様によっても大きく変わります。
・既製品 → コスト抑えやすい
・オーダー家具 → 高くなりやすい
👉 ポイント
内装費は「選ぶもの」で大きく変わる

■費用が高くなるケース・安く抑えられるケース
結論として、店舗デザインの費用は「どこにこだわるか」と「進め方」で大きく変わります。
同じ広さ・同じ業態でも、数百万円単位で差が出ることも珍しくありません。
ここでは、費用が上がるパターンと抑えられるパターンを具体的に整理します。
■費用が上がる主な要因
まず、費用が高くなりやすいケースです。
① フルオーダーのデザイン
・完全オリジナル設計
・造作家具(特注)
→ デザイン費・施工費ともに上昇
② 設備工事が多い
・厨房設備(飲食店)
・給排水・電気の増設
→ 工事費が大きく増える
③ スケルトン物件
・一からすべて作る必要がある
→ コストが高くなりやすい
👉 例
20坪のカフェでフルオーダー+スケルトンの場合
→ 約800万円〜1,200万円以上になるケースも
■コストを抑えるための考え方
一方で、費用を抑える方法もあります。
① 居抜き物件を活用する
・既存設備を活かす
→ 数十万〜数百万円削減可能
② 優先順位を明確にする
・見せ場だけこだわる
・それ以外はシンプルにする
③ 既製品を活用する
・家具・照明など
→ コスト調整がしやすい
👉 ポイント
「全部こだわる」ではなく「メリハリ」が重要
■「安い=良い」ではない理由
ここが一番重要です。
結論として、安さだけで選ぶと、結果的にコストが高くなるリスクがあります。
例えば、
・デザインが弱く集客に影響
・後から修正が必要
・追加費用が発生
このようなケースでは、初期費用は安くてもトータルで損をする可能性があります。
特に初めて開業する場合、「初期費用を抑えること」ばかりに目が向きがちですが、
・集客できない
・使いにくい
といった状態になると、後からの修正コストの方が大きくなるケースもあります。
👉 ポイント
「初期費用」ではなく「総コスト」で判断する
■失敗しないための費用の考え方と判断基準
結論として、費用は「安いか高いか」ではなく「適正かどうか」で判断するべきです。
■初期費用だけで判断してはいけない理由
多くの方が見積もりで比較するのは「金額」ですが、重要なのはその中身です。
・何が含まれているか
・どこまで対応してくれるか
・追加費用の可能性
これらを確認しないと、正しい比較ができません。
■費用と集客・売上の関係
店舗デザインは「投資」です。
・見た目が良い → 来店率アップ
・居心地が良い → リピート率アップ
つまり、デザインにかけた費用が売上として回収される可能性があります。
👉 ポイント
費用=コストではなく“投資”として考える
■どこにお金をかけるべきか
おすすめは以下の3点です。
・入口・外観(第一印象)
・客席(滞在体験)
・照明(雰囲気づくり)
逆に、裏側の部分はシンプルにすることで、バランスよくコスト調整ができます。
■一括対応できる会社を選ぶメリット
結論として、設計と施工を一括で対応できる会社は、コストとスピードの両面で有利です。

■設計費が別でかからないケースとは
通常、設計費は別途発生しますが、
・設計+施工を一括対応
・工事費に含める
といった形で、設計費が別でかからないケースもあります。
👉 ポイント
「設計費無料」ではなく「総額で抑えられる構造」
EMU designも設計費はいただいておりません。
■分離発注との違い(設計+施工)
分離発注の場合、
・設計事務所
・施工会社
それぞれに依頼するため、
・調整の手間
・費用の重複
が発生しやすくなります。
一方で一括対応の場合は、
・やり取りが一本化
・認識のズレが少ない
というメリットがあります。
■スピードとコストに差が出る理由
一括対応の場合、
・設計と施工の連携がスムーズ
・無駄な工程が減る
ため、結果的に
・工期短縮
・コスト削減
につながります。
■迷ったらどうする?費用相談の正しい進め方
結論として、費用に不安がある場合は「早めに相談すること」が最も効果的です。

■見積もり前に整理しておくべきこと
最低限、以下を整理しておくとスムーズです。
・業態(カフェ・美容室など)
・広さ(坪数)
・イメージ(ざっくりでOK)
■相談すると分かること
相談することで、
・現実的な予算感
・どこにコストがかかるか
・削れるポイント
が明確になります。
■複数社比較のポイント
比較する際は、
・金額だけでなく内容
・対応範囲
・提案力
をチェックすることが重要です。
■まとめ|費用の不安を解消することが成功の第一歩
店舗デザインの費用は、「いくらかかるか」ではなく「何にいくらかかるか」で考えることが重要です。
今回ご紹介した通り、
・坪単価で全体感を把握する
・内訳でコストの中身を理解する
・費用が変わる要因を押さえる
この3つを理解することで、大きな失敗は防ぐことができます。
ただし実際には、物件の状態や業種によって最適な費用バランスは異なります。
そのため、「自分の場合はいくらが適正なのか」を知るには、一度プロに相談することが最も確実です。
無理に決める必要はありません。
まずは現状の条件でどれくらいの費用になるのかを把握するところから始めてみてください。